今週の日本株市場は、まさにジェットコースターのような1週間でした。週明けは急反発から始まったものの、週末にかけて失速し、最終的には小幅なプラスで着地する展開に。「上がったと思ったらまた下がる」——そんな値動きに、画面をにらみながらヤキモキした方も多かったのではないでしょうか。日経平均株価は前週末比でわずかにプラスとなったものの、週の中身を見ると値動きの荒さが際立つ1週間でした。今回は、そんな今週の日本株市場を振り返りながら、来週の見通しについても整理していきます。📈
今週の日経平均の動き
今週(7月21日〜24日)の日経平均株価は、前週末(7月17日)の終値64,141円12銭からスタートしました。
週明け7月21日、前週に続いた大幅下落からの反発を狙った買いが優勢となり、日経平均は一時1,500円を超える上げ幅を記録。終値は前日比2,091円07銭高(+3.26%)の66,232円19銭と、値下がり分の半分近くを一気に取り戻す強い反発となりました。半導体関連株を中心とした押し目買いが相場を押し上げた格好です。
その後、火曜から木曜にかけては66,000円台〜66,500円前後で底堅く推移しました。しかし週末の7月24日には流れが一変します。この日の日経平均は前日比1,811円安と急反落し、終値は64,610円前後まで値を消しました。半導体関連の主力株が軒並み売られ、「AI特需は本当に続くのか」という警戒感が一気に強まった格好です。
結果として週間ベースでは前週末比プラス圏を確保したものの、値幅は3,000円を超える荒い展開となりました。
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今週の注目ニュース・材料
今週の株価変動の背景には、いくつかの材料が重なっていました。
1つ目は、AI・半導体関連株の値動きです。週明けは前週の急落を受けた押し目買いで買われましたが、週末にかけては「バリュエーション(株価の割高感)が行き過ぎているのでは」という懸念が再燃し、売りが優勢になりました。
2つ目は、韓国・台湾のハイテク株安です。海外の半導体関連指数が軟調に推移したことが、国内の関連銘柄にも波及しました。
3つ目は、中東情勢の緊迫化です。ホルムズ海峡やバブ・エル・マンデブ海峡の航行をめぐる懸念が伝わり、原油価格が上昇。エネルギーコスト増への警戒から、幅広い銘柄に売り圧力がかかりました。
4つ目は、為替市場の動きです。米国の利上げ観測が後退したことでドル売りが継続し、円の下値は限定的となりました。この円高圧力は、輸出関連株にとってはやや重しとなった面があります。
5つ目は、米国株先物の軟調な動きです。週末にかけて米国株先物が下落したことも、東京市場の投資家心理を冷やす一因となりました。
今週の注目銘柄
今週特に値動きが目立ったのは、半導体関連の主力株です。
まず、アドバンテスト(6857)です。週末の急落局面で日経平均の押し下げ寄与度がトップとなり、423円超も指数を押し下げる結果となりました。半導体テスト装置の世界的大手として物色されてきましたが、直近の株価上昇ピッチの速さに対する警戒感から、利益確定売りが膨らんだとみられます。
次に、東京エレクトロン(8035)やソフトバンクグループ(9984)、キオクシア(285A)といったAI・半導体関連の主力どころも軒並み大きく下落し、指数全体の重しとなりました。いずれもAI関連の期待が先行して買われてきた銘柄だけに、期待と現実のギャップに神経質になっている投資家の姿がうかがえます。
一方、逆行高となったのが中外製薬(4519)です。値がさの医薬品株として、ディフェンシブ(景気に左右されにくい)銘柄への資金シフトの受け皿となり、日経平均をわずかながら押し上げました。値がさAI株が売られる場面では、こうした値がさディフェンシブ株に資金が向かいやすい傾向があります。
このほか、イビデンなど半導体基板関連の銘柄も4%超下落するなど、「AI特需」の持続性そのものを問い直すような値動きが目立った1週間でした。
来週の注目イベント・見通し
来週(7月27日〜31日)は、国内外で複数の経済指標や決算発表が予定されています。
国内では、6月の企業向けサービス価格指数や、5月の景気動向指数(改定値)が発表される予定です。海外では、ドイツのIFO企業景況感指数や、米国の6月耐久財受注が注目されます。特に耐久財受注は、米国の設備投資動向を映す指標として、AI関連の投資意欲を測るヒントにもなりそうです。
また、決算発表のシーズンも本格化しており、6月期決算企業を中心に、来週も多くの企業が業績を公表する見通しです。個別企業の決算内容次第では、セクター全体の物色動向が大きく変わる可能性もあるため、注視しておきたいところです。
相場の方向感については、正直なところ強気・弱気どちらとも言い切れない、いわゆる「様子見」ムードが強い状況です。AI・半導体株への過熱警戒感がくすぶる一方、押し目があれば買いたいという投資家も根強く、値動きの荒い展開が続く可能性があります。中東情勢や原油価格の動向も、引き続き相場の波乱要因として意識しておく必要がありそうです。
まとめ
今週の日本株市場は、週明けの急反発と週末の急反落という、まさにジェットコースターのような1週間でした。結果的には小幅なプラスで着地したものの、その中身は決して穏やかなものではなく、AI・半導体株を中心に神経質な値動きが続いています。
こうした相場が荒い時こそ、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期・積立・分散という投資の基本を思い出したいところです。一時的な下落は、むしろ長期目線ではチャンスと捉えることもできます。焦らず、自分のペースで資産形成を続けていきましょう。それではまた来週、市場でお会いしましょう!💪
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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