今週の日本株市場は、一言で言うなら「乱高下」でした。週明けから軟調な滑り出しとなり、週末にかけて下げ足を強める展開に。日経平均株価は前週末の68557円台から大きく水準を切り下げ、週の後半には一時4000円を超える急落も記録しました。AI・半導体関連株への売りが止まらず、投資家心理は一気に冷え込んだ1週間となりましたね。特に17日は日中の下落率が6%を超える場面もあり、今年に入ってから最大級の値動きとなりました。「一体何が起きているの?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。今回はそんな今週の相場を、できるだけわかりやすく振り返っていきます。
📉 今週の日経平均の動き
今週(7月13日〜17日)の日経平均株価は、前週末比で大幅な下落となりました。週明け13日は前週末(68557.73円)比1315円安の67242.73円でスタート。その後も戻りは限定的で、16日には前日比1915円97銭(2.79%)安の66835円54銭まで下落しました。そして週末17日には売りが一段と加速し、一時前日比2600円超、率にして3.93%安の64209円15銭まで下落する場面も。日中ベースでは6.2%を超える下落率を記録し、中東情勢の悪化で原油が急騰した3月9日以来の下げ幅となりました。週間で見ると、下落幅は4000円超、下落率にして6%超という、久しぶりの大荒れ相場です。主な要因は、米国発の半導体株安が日本市場にも波及したこと、そして為替や金利動向への警戒感が重なったことにあります。
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📰 今週の注目ニュース・材料
今週、日経平均を大きく揺さぶった材料を整理してみましょう。
① 米半導体株の急落
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が10.8%安、半導体ETF「SMH」は直近10営業日で13%も下落しました。インテル株にいたってはわずか7営業日で21%安という急落ぶりです。AIインフラ投資への期待が行き過ぎていたのではという「AIバブル」懸念が一気に台頭しました。
② ドットコムバブル並みのバリュエーション警戒
一部のAI関連銘柄の株価水準が、2000年前後のITバブル期に匹敵するとの指摘が相次ぎ、利益確定売りを誘発しました。
③ FRBのタカ派傾斜と米長期金利の上昇
FRB高官から利上げを示唆する発言が出たことで米長期金利が上昇。グロース株には逆風となりました。
④ 中東情勢の緊迫化と原油高
イラン関連の船舶航行への懸念から原油価格が急騰し、インフレ再燃への警戒感も強まりました。
⑤ 高市内閣の政策・自社株買いは下支え要因に
一方で、防衛費増額などの経済政策、企業の活発な自社株買い、東証による企業価値向上要請は相場の下支え要因として意識されました。
🏢 今週の注目銘柄
今週特に値動きが目立った銘柄を4つピックアップしてご紹介します。
📉 キオクシアホールディングス(半導体メモリー)
AI・半導体株安の象徴的な存在となったのがキオクシアです。週後半には一時ストップ安まで売られる場面もありました。半導体メモリー市況自体は底堅いとの見方もありますが、需給悪化への懸念が先行した形です。
📉 ソフトバンクグループ、東京エレクトロン
AI関連の代表銘柄であるこの2社も、米半導体株安の直撃を受けて軟調な展開に。投資家のリスク回避姿勢が鮮明になりました。
📈 ミライニホールディングス(546A)
半導体メモリーの需要拡大を背景に、通期業績予想と中間配当予想を上方修正。逆風の中でも堅調な値動きを見せました。
📈 Amazia(4424)
2026年9月期の最終損益上方修正に加え、「IP360」の補助金採択が好感され株価が上昇しました。全体相場が軟調な中でも、個別の好材料株には資金が向かう展開となっています。
📅 来週の注目イベント・見通し
来週(7月20日週)は、国内外で注目のイベントが目白押しです。
海外では、TSMC(台湾積体電路製造)の4〜6月期決算が最大の注目材料。AI半導体需要の強さが改めて確認されるかが焦点です。また、米新規失業保険申請件数、7月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月の米小売売上高、7月のNAHB住宅市場指数なども発表され、米国景気の実態を見極める材料になりそうです。企業決算では、ネットフリックスやユナイテッドヘルス・グループの決算も控えています。
国内では、財務省の対外・対内証券売買契約(週間)などが予定されています。
相場全体としては、半導体株を中心とした調整がいったん一服するかどうかがカギです。押し目買いの好機と捉える声もある一方、AIバブル懸念がくすぶる限りは戻りも鈍いとの見方もあり、しばらくは方向感を探る展開が続きそうです(中立〜やや弱気)。
💭 まとめ
今週は、AI・半導体株の急落をきっかけに、日経平均が大きく水準を切り下げる1週間となりました。ニュースを見ると不安になってしまいますが、こういう時こそ「長期・分散・積立」という投資の基本を思い出したいところです。短期的な値動きに一喜一憂せず、じっくりと資産形成に向き合っていきましょう。来週も市場の動きをわかりやすくお伝えしていきますので、また来週お会いしましょう!📈
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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