今週の日本株式市場は、波乱含みの展開となりました。📈 週前半こそAI半導体ブームの恩恵を受けて日経平均が一時68,000円台に乗せる場面もありましたが、週後半は中東情勢の悪化や米国の利上げ懸念が重しとなり、上値を削る展開に。最終的には先週末終値(66,329円)からわずかにプラスの66,588円で引けました。
「あれ、上がったんじゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、週中の乱高下はなかなかドキドキものでしたね💦 今週の市場の動きをしっかり振り返ってみましょう。
今週の日経平均の動き
今週(6月2日〜6月5日)の日経平均株価は以下のような動きとなりました。
- 先週末終値(5/29):66,329円
- 6月2日(火)終値:66,734円(小幅続伸)
- 6月3日(水):一時68,000円台に上昇(週の高値圏、約68,051円)
- 6月4日(木)終値:67,470円(前日比▲931円)
- 6月5日(金)終値:66,588円(前日比▲882円)
- 週間騰落:+259円(+0.4%)
週前半は米国株市場でのNVIDIA株の急騰が追い風となり、日本の半導体関連株が連れ高しました。6月3日には一時68,000円台を回復し、年初来高値に接近する場面もありました。
しかし週後半になると、中東情勢の緊張(イランが米国との協議を停止と報道)や、米4月消費者物価指数(CPI)が前年比+3.8%と加速し「米利上げ観測が浮上するのでは?」との懸念から、売りが優勢に。6月4日・5日は続落となり、週末に向けて上げ幅を大きく縮小しました。
為替(ドル円)は円安傾向が続いており、輸出企業にとっては追い風の一方、輸入コスト上昇による物価高への懸念も根強い状況です。
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今週の注目ニュース・材料
今週の株式相場を動かした主なニュース・材料を振り返ります。📰
① NVIDIAがAIパソコン向け新半導体を発表
米半導体大手NVIDIAが次世代AIパソコン向け半導体の新製品を発表。同社株が急騰し、関連するサーバーメーカーや部材メーカー株にも買いが波及しました。日本では半導体製造装置メーカーや電子部品株を中心に連れ高となり、週中の日経平均押し上げに大きく貢献しました。
② 米4月消費者物価指数(CPI)が予想上回る
米国の4月CPI(消費者物価指数)が前年比+3.8%と市場予想を上回る数値となりました。これを受け「FRBが再び利上げに踏み切るのでは?」との懸念が広がり、週後半の株式市場の重しとなりました。特にグロース株・ハイテク株に売り圧力がかかりました。
③ 中東情勢が再び緊迫化
イランが米国との核協議を停止したと報道され、中東情勢への警戒感が高まりました。地政学リスクの上昇により原油価格が上昇傾向となり、エネルギーコスト上昇への懸念から世界的に株式市場が売られる場面がありました。
④ 円安傾向が継続
ドル円相場では円安・ドル高傾向が続いています。米国の年内利上げ観測の浮上や、相対的に景気が堅調な米国経済を背景に、ドル独歩高の様相が強まっています。トヨタやソニーなど輸出大手は恩恵を受ける一方、内需企業にはコスト増の懸念もあります。
⑤ 東京市場の売買代金が12兆円超と活況継続
今週の東京株式市場では売買代金が12兆円超と高水準を維持しました。国内外の機関投資家の売買が活発で、市場全体の活況感は続いています。一方で「高値警戒感」も投資家心理に影を落としており、積極的な新規買いには慎重な姿勢も見られました。
今週の注目銘柄
今週目立った動きをした銘柄・セクターをピックアップします。💹
① 半導体・電子部品関連株(東京エレクトロン・レーザーテックなど)
NVIDIAのAI半導体新製品発表を受け、東京エレクトロン(8035)やレーザーテック(6920)などの半導体製造装置株が週前半に大幅高となりました。アドバンテスト(6857)など半導体テスター銘柄も連れ高。週後半こそ利益確定売りで押し戻されましたが、AI関連銘柄への投資家の関心は高まるばかりです。中長期的なトレンドとしてAI半導体需要の拡大は続くと見られており、引き続き注目のセクターです。
② 情報通信・SaaS関連株
今週は情報通信セクターが「注目セクター」として機関投資家に再評価される動きが見られました。2月以降にAIによる代替懸念で売られていたSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)関連株が、バリュエーション面での割安感から見直し買いが入り始めています。業績の底堅さが確認されれば、一段の上昇余地もありそうです。
③ 輸出関連・自動車株(トヨタ・ホンダなど)
円安傾向を背景に、トヨタ自動車(7203)やホンダ(7267)などの大手自動車株が堅調な動きを見せました。円安は輸出企業の収益を押し上げる要因となるため、為替動向に敏感なこれら銘柄への注目が続いています。ただし米国市場での関税動向リスクは引き続き注視が必要です。
来週の注目イベント・見通し
来週(6月8日〜12日)も引き続き注目すべきイベントが目白押しです。📅
・骨太の方針(経済財政運営の基本方針)の閣議決定:政府の今後の経済政策・財政方針が示される重要文書です。成長投資や財政規律のバランスがどう示されるかが、日本株の方向感に影響を与える可能性があります。
・米国経済指標の発表:来週も米国の各種経済指標が発表予定です。今週の雇用統計の結果とあわせ、FRBの金融政策判断に与える影響から目が離せません。インフレ再加速の兆候が確認されれば、リスクオフの動きが強まる可能性があります。
・日銀・FOMC(6/15〜17)に向けた思惑:来週末以降、6月16〜17日に日銀金融政策決定会合とFOMC(米連邦公開市場委員会)が相次いで予定されています。G7サミット(フランス・エビアン)も控えており、来週は「ビッグイベントへの思惑」が株価を動かしやすい週になりそうです。
市場の見通しとしては、「中立〜やや慎重」と見ています。67,000〜68,000円レンジでの揉み合いが続くものの、日銀・FOMCを前に積極的な上値追いは難しいか。ただし企業業績の堅調さや円安メリットを背景に、大きく崩れる展開も想定しにくい状況です。
まとめ
今週の日経平均は、NVIDIAの新製品発表効果で68,000円台タッチも、中東リスクや米インフレ懸念が重しとなり66,500円台での着地となりました。週間では+259円(+0.4%)とかろうじてプラスを確保しています。
来週以降はいよいよ日銀とFOMCという「2大中央銀行イベント」が迫ってきます。焦らず、長期目線でコツコツ積み立てていく投資の基本を大切にしながら、相場の変化を楽しんでいきましょう。
どんな相場でも慌てず、長期・分散・積立が資産形成の王道です。また来週もよろしくお願いします!😊📈
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄・金融商品への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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