2024年4月・・・。

 新年度に入っていきます。私の業界(トラック乗務員)としては、この年度から色んなことが変わってくるところです。

 2024年問題と、数年前から言われてましたがとうとう目前にきてしまいました。いろんな業界が数十年ぶりにベースアップ満額回答さらに満額を越える昇給の回答をしているようですが、当方の業界に関しては・・・。

 実際に同じ業界で仕事している人ならわかることですが、当業界は基本給は低く、運行した本数(売上)に対しての給与の受給になります。なので『満額回答』とか関係ありません。

 なんなら、この2024年問題では、ドライバーの労働時間の短縮休日の取得など仕事をする時間を短くすることで過重労働を減らすとのこと。しかし裏返すと、月間の仕事量が少なくなって実質の給与が減少するということになります。

 1日の運行時間も短縮させられ、長距離運行は出来なくなり物流の流れが悪くなることも問題視されていますが、この長距離運行で生計を立てていたドライバーに関しては今後同じような給与収入が期待できなくなることで転職していくドライバーが続々と増えるでしょう。

 単純に考えても、仕事量を減らしたドライバーに現状と同じ給料を支払うことは難しいと思います。個々の人々が『送料無料』で多くの商品を購入するということは、運搬に関する利益が伸びないということですし、これを補填できる運搬企業はなかなか無いと思われます。

 運搬業者も元請けから仕事をもらって、下請け孫請けその下へ・・・・・。運搬費はどんどん削られます。その中からドライバーの給与を支払うのですから、企業も慈善事業ではないのでドライバーに支払える原資が確保できないと支払えない。

 そしてドライバーには現状と同じ給与(同単価)しか支払えない、仕事の減った分の少ない手取りになるということです。固定月給で仕事をしている労働者と歩合制で仕事をしているドライバーとはこのように違いが出てきます。

 そして歩合で頑張ってきたドライバーの『仕事量削減』で単純に考えての『減給』がこの4月以降で始まります。自分も含めて今後の身の振り方は考えていかないといけない問題かと思っています。

 実際4月に入ってからどのように変わっていくのか、身を持って確認しながら今後の身の振り方を考えて行きたいと思っています。

 このブログをみてくれている少数の方々、それぞれの職種についておられると思いますが、あなたの生活は上手く回っていますか?社会に振り切られないように上手くこの上昇社会の波に乗れるように頑張りましょう。

 次回は投資の続きを少し書いていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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