青年期その⑨

 🏎💨 やっと念願のお気に入りの車両R32くんの走れる準備ができて動き始めます。以前までの弱小車両じゃないので最初は戸惑いましたが、ATって事もあり車両を操ることに専念できてました  🏎💨

 以前にも語った通り、エンジンのついているものはそのポテンシャル全開発揮したいと思って操作してきました。このクルマ、ATにも関わらずアクセル全開スタートすると軽くホイルスピンする感じで最初は少しビビりましたwww。

 パワーになれるために0発進での練習をしたり、スピードメーターに搭載されていた機能で0−400、0−100のタイム計測ができたので使ってみたりしてました。当時のこのメーター、なかなか賢くってタイヤが動き始める計測開始という感じでしっかり測ってくれていたことを思い出します。

 計測琵琶湖周辺まで行ってそこそこ安全な直線で。。。当時はそういうことがまだまだ出来た時代だったんですよねwww。左足でブレーキ踏みながら右足でアクセルを踏んで、タイム計測が始まると同時にブレーキを離す。こんな感じです。

 まぁ数日これを喜んでやってましたが、所詮AT。スタートに慣れてくるとあとは機械が全部やってくれたのでこの練習はここまで。

 次に始めたのはコーナーリング。基本としてはスローインファーストアウトですが、自分がまずやっていたことは、減速なしそのままコーナーを抜ける、要するに直進の速度のまま速度を変えずにひと山越えるチャレンジみたいなことをしていました。回転数も3000までをキープして直線ではかなり遅く感じるかもしれませんがコーナーでギリギリ丁度いい速度。

 これは最初はなかなか難しかったです。後ろの車にも多少煽られる事もありました。でもこれでコーナーの速度限界滑るギリギリ、スキル音がグリップするスキル音と認識できるようになりました。

 ちなみにこの練習は、学校までの登校時、毎日の山越えでしてました。大学だったので時間帯バラバラ、季節は通年、天気も四季のそれぞれで体験していました。まぁ、前のカムリの時からしてましたが。

 R32のコーナーリング速度を習得したところで、今度は直線での加速減速。加速はコーナー出口で進む方向を確保できたタイミングでアクセル全開、減速はコーナー入り口でそのコーナーをクリアできるところまでできるだけ短い距離でのブレーキング。R32は車重が重たいのでブレーキには多少苦労しました。

 踏み替えのラグタイムを減らすために左足ブレーキをここでマスターしました。レーシングカートにも乗ったことがあったし、0発進の練習の時から左足ブレーキは足に覚えさせてきてましたので、習得まではそんなに時間がかからなかったと思います。

 これができるようになった時点でかなり速く走れるようになりました。もちろん安全マージンを確保しつつです。流しは40〜60%、通常の走る時は80%まで、特に本気で突っ込む時でも95%くらいで走ってました。100%超えると、もし対向車がはみ出てきたら、もし動物等がいたら、などに対処できないから、ビビってたのでしょうかねwww。

 おかげで大きな接触した事もなく好きなクルマを傷つける事なく乗ることができてました。

 さて突き詰めるのは、コーナーリング時のクリップ、ブレーキングのタイミングとロックしないギリギリのフルブレーキ、コーナー後のアクセルオンの量とタイミングでした。

 おかげでタイヤは純正でも16インチだったので、BS入れて4本で10万前後、ブレーキパッドもタイヤ2回に1回は交換してました。燃料は当時安かったですよで、ハイオクで120円/L前後。でも走っただけタイヤブレーキガソリンを消費しただけの技量が身に付いたと思ってます。

 ATでのキックダウンの踏み込み量とタイミングとか、クルマの、ミッションのも体験しました。ミッションオイルが少なくなるとどうなるかとか、エンジンオイルの違いとか。ザーレンのオイルはよかったですわwww。

 このような練習を積み上げて、グリップ走行の基本を叩き込みました。前述しましたが、師匠は店長BMビデオ(当時はカセット)でした。

 そのころのコンビニはまだまだ24時間の営業をしているところも少なく、店長の店舗も7−23の営業時間でしたので、営業が終わってからほぼ毎日一緒に走ってました。

 店長のクルマは、家族もあったことから箱型のものでしたが、SR20のプリメーラ。これが速かったんですよ。レースのベース車両にもなるこの車両、リミッターカットのみで200kまでのスピードを絞り出す。車重が重たかったのでR32とその辺はどっこいどっこいでした。

 前後を変わりながら朝方までよく走り回ってました。この数年で大きくドラテクのレベルが上がったと思ってます。

 そして前述してましたが、ここまでR32ポテンシャルを引き上げられたのもカムリくん無茶苦茶に乗ってクルマの基本的な動きと限界を体験してきていたから、R32に乗り換えても限界を感じられることができたのだと思います。要するにクルマが変わっても、自然の限界は変わらないってことです。

 どんなにいいクルマに乗っても、自然の力には負ける。違いはそのクルマの曲がれる止まれる限界違うだけ、ということだと思い知りました。

 おかげで他の車に乗ってもある程度余裕を持って速く走ることができるようになりました。それぞれのポテンシャルを引き出しながら。。。

 次回にお話しするのは、R32とのお別れと次のクルマとの出会いです。次のクルマは生涯でサイコーと思えるクルマでした。R32とのお付き合いは約2年半、そうです、大学を卒業して就職しました。

 というわけで、青年期もここまでで終了、次回からは大人になった後の話です。

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