さて本日はこのクルマ、DC2TypeR。実質この前まで乗ってましたwww。所有してから25〜26年の所有でした。このクルマではいろんなことをしてきました。できるだけ思い出しながらお話ししたいと思います。
人生初の新車乗り始めた時は、まずATからMTへ。これは本当に最初不安でした。師匠の店長に『大丈夫かなぁ?』とクルマがくるまでずーっと漏らしていました。
<『操る技術ができてるんだから大丈夫❗️』と言われてましたが、いざホントに乗る時のことを考えると不安で不安で仕方ありませんでした。
クルマが納車されて、恐る恐るクラッチ、アクセル、半クラ。身体が覚えるまではスグでした。左足ブレーキもマスターしていたこともあり、各ペダルの踏み加減も大体分かり、大きな苦労はしませんでした。(店長ありがとぅ〜。)
でもスポーツ走行となるとやはり違いますね。学生時代に通学していた山道をR32と同じように走りながら練習しました。ヒールアンドトゥ、スピードを抑えながらやると、逆になかなか回転が合わない。
安全マージンキープの60%くらいの『流し』ペースで数ヶ月慣れるまで走り込みました。そうしているうちにTypeRくん、ある程度自分の手足になり、R32と同じように攻める走りをし始めた時に思いました。
そう、山道での速さにびっくりしました。R32は車重が1,600とか1,800あったのに比べて、このTypeRくんは1,200kgくらい。そりゃ楽しいくらい、走る、止まる、曲がる。そしてこのTypeRくん、ご存知かと思いますが、FFなんです。それなのに、FFらしからぬコーナーの切り込み。
R32でのコーナーリングは、アンダーが出るギリギリで曲がり始めて、後ろのタイヤにトラクションがかかり始める時に外に流れない程度の踏襲で徐々にアクセルオン。後輪が流れない確信を得たところでフルアクセル。こんな感じでした。
TypeRくん、同じですが、ブレーキングからアンダーの出ない速度でコーナー侵入、これがまず車重が軽いから突っ込めるんです。そこからスピード維持でクリップポイントを迎える。クリップを越える頃にアクセルを少し抜くとFFなので後輪が少し流れかけて、コーナーの内向きに頭が向く(タックイン)。これを調節し、アクセル調節しながらコーナー出口へ。そしてコーナー出口でのアクセル全開。
操りやすさと軽さが相まって、流れるように走れる。そして過去の自分より数段速い。それまで70kくらいで曲がっていたコーナーが余裕で90kを越えてきました。
自分で決めていたタイムアタック区間、R32では9分前後のところ、7分前半まで縮まりました。
そして、このTypeR、初代なのでタイヤが15インチだったんですよね。98(二代目)からはタイヤも16にインチアップされて、その分ブレーキ性能は向上したかもしれませんが、そんなことより自分としては『タイヤが安い❗️』これがかなりのメリットでした。
車重が軽いのでブレーキパッドもそうそう無くならなかったので、R32に比べるとメンテナンス費用が格段と安くついて、しかも満足度120%。ホントにR32の時は、山をひと往復してくると、ブレーキローターでタバコに火がつくくらい真っ赤っかだったのが、このTypeR、なんともないのに驚きました。
と言うわけで、納車の不慣れな状況からやっと乗りこなせる入り口まできました。次回は初サーキットデビューの話を思い出していきたいと思います。いつも目を通して頂いている方々、本当にありがとうございます。
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