さてさて免許を取って数ヵ月、前回のような練習を心に留めながら運転をしていたらそれぞれ自分でも色々気づき始めるかもしれません。
ここでは一歩踏み込んだ、運転が好きな人向きなテクニック?を紹介していきたいと思います。周囲の見方、手足の操作ができて来ていると仮定してお話を進めていきます。
運転操作は、道路の状態、クルマの状態、周囲の状態を出来るだけ正確に把握して、その状況に最適な運転行動をすると、最大のパフォーマンスが発揮できます。
まず周囲の状況。これは行き先の安全性の確認、その先の状況予測、もちろん広範囲に渡る周囲確認が必要です。スピードが上がるにつれて、確認範囲は狭くなります。自分で確認範囲が狭くなっていることに気が付き、安全視野が確保できるスピードで走りましょう。
周りの見方が、慣れてくると広い範囲に広げることができます。もちろん意識しながら広げていかないといけませんよ。広い範囲が見れるようになったなら今度は道路状況の確認です。
これは道路が滑りやすくなっているかなどです。具体的にいうと、『濡れている』『砂が浮いている』『ペイントされている』などによりアスファルトがどれくらい滑りやすいかを判断します。
通常のアスファルト走行での止まる、曲がる力を身体で覚えていると、そこからどれくらい滑りやすいかも予測がつくようになります。それが分かると自分の走るべき『ライン』が見えるようになります。
そしてその理想の『ライン』の通りに走っていくように操作します。最初は思ったラインを外すことの方が多いですが、何度も練習することでその『理想的ライン』に載せることができるようになります。
道路の状況は、ハンドルを握っている『手』から、道路よりの『振動』などで感覚を掴み、路面の滑りやすさ、食いつきやすさを感じ取ります。(ハンドリングインフォメーション)
最近のクルマは乗り心地が良くってハンドリングインフォメーションが取りにくいですが、気をつけて感じていれば分かるはずです。
ブレーキに関しても、止まりたいところを目標にして同じ踏襲力のまま止まれるか、練習してみましょう。アシスト付きのブレーキの場合、勝手に踏み込み量が変わるのが感じられるはずです。また、ちょっとした砂利道でフルブレーキをかけてみましょう。タイヤは極力ロックせずにギリギリのブレーキが自動で踏めるはず。(ABSの効果)
このようなクルマの安全装備の『確認』をしてそれを自分の身体に『感じ』させることで数段運転技術が向上します。
さて、色々述べて来ましたが、私自身が過去にしてきた練習方法を記載しておきます。
まず、通行量の少なめの山道(私は通学路でした www www www。)での練習。コーナーを曲がれる速度のまま、入り口から出口まで走り切る。
これは貧乏学生が、出来るだけブレーキ減速をせずに燃費を稼ぎながら通学するためのものでしたwww www www。60kmならそのままの速度で全てクリアする、直線もコーナーも。
直線はもちろんもっと出せますが、『我慢』しながらコーナーと直線を同じ速度で走り切る。そしてそのまま平均速度を上げていく練習です。
これができたら次は、直線で加速、コーナー入り口で曲がれる最高速度まで減速。さらに加速と減速の距離、時間の短縮。これができるようになったら、そこそこ早く走れます。
自分は学生の間でしたので、通算4年の練習(通学)でした。大体どんなクルマに乗っても、そのクルマの7〜8割に当たるパフォーマンスを発揮できると思います。(スーパーカー以外 www www www。)
運転が好きな人でなければ、ここまで運転操作に精神を削りながら走る人はいないかもですが、気持ちの持ち方一つで運転は上手くなりますし、出来るだけ早い時期に身体に運転を覚え込ませることにより、将来的に高齢運転ミスなど起こさないドライバーになっていけるはずです。
今がいちばん若いとき。思った時に行動を始めましょう。運転技術は一度付けたらもう離れません。今のうちに中級者以上を目指しましょう。
さてさて、教習所元教官からの『私的』なアドバイス、いかがでしたでしょうか?また運転に関してWEBに残しておきたいと思うことが出て来ましたら記載しておきたいと思います。
次回は、教習所を辞めて『廃棄物処理』の営業をしていく中で皆様にとって有益かと思えるお話をしていこうと思います。本日もここまでお付き合いいただきましてありがとうございます。
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