ここまできて自分にできること(運転編)④

 前回はハンドル操作について記載しました。そして今回は、ブレーキ操作です。ブレーキの踏み方などもありますが、まずは足の使い方からいきましょう。

 基本的には、MTの場合は左足クラッチ(C)右足アクセル(A)ブレーキ(B)として、ATの場合は左足はフットレスト(使わない)右足アクセル、ブレーキですよね。

 最近はMTの需要もかなり低く、トラックでもATが主流?になってきてます。なのであなたの左足はほぼズーッと休憩してませんか?

 自分は免許をとってすぐに教えてもらったのが『左足ブレーキ』です。一部のレーシングテクニックとも言われてますが、通常運転でもかなり有効かと思います。

 ATの場合、急な坂道での発進にしても左足でブレーキを踏んで止まっていた場合、下がることなく出発できますよね?単純にこのような使い方もできますが、左足がブレーキを覚えると右足だけで運転するよりも『踏み換え』時間の短縮になります。

 これはコンマ数秒のことかもしれませんが、速度が出てる時、特に『緊急時』にはその対象物を回避できるかどうかの違いまで出てきます。

 さて、では初めて?左足でブレーキを踏んでみましょう。どうでしょうか?『ガクン』ってなって微調整ができないのが普通です。

 右足で細かな調整ができるのに左足では『慣れてない』のでできません。これを左足に覚え込ませるんです。ブレーキに足を乗せて、少し踏み込む。その足にかける力加減ができるようになるには数ヶ月くらいかかるかもしれません。

 これができるようになると、不思議ですがMTに乗った時には左足クラッチを踏むときの踏み方、ブレーキを踏むときの踏み方を身体が(足が?)勝手にできるように変わってきます。踏み込み量、踏み込む力がクラッチとブレーキでは違いますよね?それが勝手に足が判断してくれます。

 ここまで左足を使えるようになれば、どの足がどのペダルを踏んでいるかということに関して『頭で考える』ことなく勝手に踏み込む力加減ができるようになります。

 ちょっと話は変わりますが・・・。最近のクルマは、『安全装置』がかなり充実していて、『クルマが』賢くなりすぎていて初心者でも事故を起こすリスクはかなり下がっています。これは本当にいいことだと思いますし、これからの時代には必要不可欠かと思います。

 しかしこれは、『不便』何の装備もないクルマ知っている人から見て『素晴らしい』装備ができてきたな〜と見る場合と、『最初から』この装備が普通だと思ってクルマに乗っている人とは雲泥の差があります。

 どうゆうことかというと、最初からこのような『高性能』な装備がある場合、それが『普通』と考えるか『便利になった』と考えるか・・・、ここです。

 なかなか難しいかもしれませんが、これは教習所では『手が回らなくて』教え切れてません(多分・・・。)分かりやすくいうと、電動自転車最初から乗っている人と、無電動のママチャリから変速付きのママチャリに感動して、更に電動アシストに感動した人。こんな感じかな?

 クルマでもちょっと前のものは、ABS(アンチロックブレーキシステム)が付いただけで『感動』でした。これは簡単にいうと、急ブレーキを踏んで足を突っ張って踏んでも、クルマが勝手にちょうどいい踏み加減にしてくれて、タイヤがロック(回らない)しないようにしてくれる装置です。

 これのおかげで、フルブレーキ状態でもハンドル回避できるようになったんですよね〜。タイヤがブレーキで止まっているとハンドルが効かないことを解消したんです。

 でも、こんなもの現在のクルマには『標準装備』です。ついてて『当たり前』なんです・・・。なので初心者はタイヤロックの経験は少ないと思います。ということは、ブレーキを自分で調節して適切な踏襲力にすることもしたことがない、する必要もない。

 なぜなら『クルマが勝手に』してくれているからです。この『クルマ』『アシスト』がどれだけあって、現在の自分の運転技術がどんなものか、計りにくくなってきてます。

 新しいクルマは『安全』です。でもその『安全装備』にどこまで自分が助けられているか分からないのが『初心者』『不慣れ』なドライバーなのです。本来、何のアシストもない『不便』なクルマに乗ることで初めて現状のクルマの『有能さ』が分かります。

 これをわかってほしい。これがわかって初めて『初心者&初級』卒業かと思っています。話がそれましたが、足の使い方でしたねwww www www。

 私は現在、右足でも左足でもABC全て踏み込み調節できます。以前右足を骨折してた時でも左足のみで運転してました(良くないでしょうが・・・www www www。)でも、右足だけで運転してるんでしょ?なので左足のみで運転しても問題ないかと。。

 これは足がアクセルの時ブレーキの時踏み加減を『足が』わかっているんですよね〜。多少不便でしたので、スピードは控えめ、車間距離は多めで安全マージンはかなり多めにしてました。

 こんなことする必要はないですが、みなさまにはこの『便利』『安全』な現状のクルマに『乗せられている』のではなくて『乗って』欲しいんです。

 どれだけ『安全装備』が充実しても使うのは皆様です。自身の運転技術を磨いて、クルマの安全装備に『使われる』のではなく、自分の『意思』でクルマを『操作』しましょう。そこに自分の技術向上のは隠されてます。

 慣れた頃が危ない、これも同じことで、クルマ自体の技術を自分の運転技術だと思ってしまって運転が上手くなった『気』がするんです、数ヶ月乗ると・・・。ここが落とし穴ですよ。

 ちょっと色々気にしながら運転すると、それが自分の操作なのか、クルマが『操作してくれた』のかが分かります。逆にそれがわかってほしい。それが『分かり始めたら』初心者(初級)卒業ですね。

 次回はもう少し深めに運転技術を取得していきましょう。いつも言ってますが、これは私の主観でお話ししていることで、全ての人に『オススメ』していることではありませんので、運転には個々の責任で『安全』第一に考えて行動してください。今回もここまでお付き合いいただきましてありがとうございました〜👋

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